やがて訪れる脳の退化予防の目的で取り組んだこの場所。 文章には誤字脱字などもございますがご容赦下さい。

メールマガジン転載

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(アジアGAP総合研究所)
地方が疲弊してゆく日本と、美しい農村が継続する​EU 何が違うのか?
全国1,799市町村のうち896の市町村が消滅しかねないという予測を立てた日本創生会議のレポート(座長:増田寛也 元総務大臣)は大きな反響がありました
会議のレポート

過疎化や人口減少の話は以前からありましたが、日本全体の話だったので「大変だな」と思う程度でした。
ところが今回は、自分が住む自治体が名指しされて「消滅可能性あり」とミクロな話をされたものだから、賛否両論で大きな話題になったのだろうと思います。

人口予測というのは最も外れない予測と言われていますが、それをベースにレポートが作成されている以上、現実は受け止めなければならないのでしょう。

私が良く知る茨城や千葉で車を走らせていると、耕作放棄地も増え、商店はシャッターが下り、太陽光パネルが農地の中に点在する状態です。
景観を楽しむという点からは程遠い、さびれた風景が増えています。

一方でフランスやイタリアやドイツの農村は、美しい景観が保たれているところが多いなという印象だけではなく、今後も数十年その状態が続きそうな安定感を感じます。
それは観光資源として活かされ、経済価値も生んでいます。

この話は単なる武田のヨーロッパかぶれの話ではなく、美しい農村景観が保たれるよう導くEU農政の仕組みがあるという話です。
一言でいえば、農業における直接支払・環境支払の仕組みが日本と欧州で大きく違います。

このまま地方消滅を座して待つのではなく、日本も農業政策の大きな転換によって、地域ごとに特徴を持った地方継続の道があると思います。

9月10日に東京大学で行うシンポジウムでは、この課題に真正面から向かい合います。

地方消滅のレポートをまとめた増田寛也・元総務大臣や、EUの農村振興政策の担当課長であるレオ氏など、キーマンが集まって講演しディスカッションする貴重な機会です。
★講演テーマ「美しい農村づくりに向けたGAPの可能性」

EUにおいては直接支払制度の条件にGAPに類似した18の法律・規則+GAECが位置づけられ、その直接支払いの上乗せとして地域条件を活かした環境支払いが行われることにより、美しい農村風景が実現されています。

国際交渉により農産物の貿易自由化の波が大きくなる中、我が国の食料生産力を保ち、農村環境や国土景観を保つために貢献する、GAPの新たな可能性を探っていきたいと考えています。

■講演1 「EUの農村振興政策と農村環境」 EU農業総局農村振興担当課長 レオ・マイヤー
■講演2 「農本主義がもたらす美しい農村」 農と自然の研究所代表 宇根豊
■講演3 「人口動態からみた農村環境の未来」 日本創成会議座長 増田寛也

日時:2015年9月10日(木)13時から17時30分
場所:東京大学 武田ホール(東京都文京区本郷7-3-1 東京大学工学部武田先端知ビル5階)

シンポジウム内では、上記の講演のほかGAP普及大賞の授賞式と講演会などもあります。

★シンポジウム詳細と参加申し込み

日本GAP協会

シンポジウムが終わった後は、懇親会もあります。
私もフル参加予定です。

日本の未来を、大いに議論しましょう!

ご興味ある方は是非ご来場ください。
(以上原文のまま転記)

世界3位と言われるgdp。
世界のGDPランキング
先進国の中における我が国の農業分野。
国土の条件が異なるとはいえども、ビジネスチャンス(改革余地)はまだまだあるのかも。



ありがとうございます(^_^)
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投稿者プロフィール

園主
スローライフな団塊世代の田舎暮らし。

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