やがて訪れる脳の退化予防の目的で取り組んだこの場所。 文章には誤字脱字などもございますがご容赦下さい。

法要

昨日はサポーターの父親の、三十三回忌の法要でした。


兄弟・親戚が集まり賑やかな思い出話いろいろ。
明治32年生まれの父親の人生は波乱万丈だったという話には毎回事欠かない。
若い時に、アメリカで豆腐屋さんをしていた親戚から「アメリカは仕事がいっぱいあるからカリフォルニアへ出てきな」とお誘いを受け、現地で2年間オレンジの収穫の仕事をしてひと財産を作り、帰国後もうけたお金でフォードのタクシーを2台購入。まだ車が珍しい時代、地域に貢献したそうである。
今日初めて檀那寺さんから聞いて知ったのだが、大阪からの「国民学校」を受け入れた檀那寺の生徒をタクシーでよく送り迎えしたそうである。

兄弟でも上の3人の兄と二人の姉は、小さいころ父親のタクシーで学校の送り迎えをしてもらい、休みには三越へ買い物に連れて行ってもらい美味しいものをいっぱい食べさせてもらったとか。
下の兄たちとサポーターなど3人は反面、父親の栄誉の恩恵に全くあずかることはなく青春時代はかなり貧しく過ごしたという笑い話を何度も聞かされました。

その後、終戦を迎え父親が持っていた債券はただの紙切れになり、財産もすべて消失。

日本も戦争の波に翻弄された時代であったようで、今でこそ笑い話ですがなかなか聞けない話もいろいろありました。


私も含め、皆さんはもう80歳近くになりました。
日本国の礎に貢献した世代もだんだん少なくなり、昔話の領域に入りつつあります。

現役時代に会社の研修旅行で行った、カリフォルニアのフィッシャーマンズワーフも一時の賑やかさはもう全く見られないそうで、空き店舗・空きビルが多くなっているようです。
時代は一時もとどまらない。

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園主
スローライフな団塊世代の田舎暮らし。

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